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子育て世帯の住まい探し。間取りやエリアの探し方ポイント

2023.02.27

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マイホームを購入するタイミングのひとつに子供の幼稚園や小学校の入園・入学の前というケースが多くあります。当社でも、30~40歳代の子育て世帯のお客様が数多く来店され、マイホーム購入のお手伝いをさせて頂いております。

そこで、今回は主に20代・30代・40代の子育て世帯の方が家を探すときのポイントについてご紹介させていただきます。

子育て世帯はマンション?それとも一戸建て?

現在賃貸の場合、その多くはマンションやアパートなどの共同住宅にお住まいだと思います。
では、子どものいる家族がマイホームを購入する場合、一戸建てとマンションのどちらがいいのでしょうか。

一戸建てのポイント

一戸建てのメリットは子供が家の中で多少騒がしくても大丈夫な点です。

マンションであれば上下左右に住居が隣接しているため、足音や遊び声が響いてしまいますが、一戸建てなら上下に住居は無く、左右も離れて建っているケースが多いため、多少の物音であれば気にする必要がありません。

マンションのポイント

マンションのメリットとしては駅チカなど立地の良い物件が一戸建てよりも多く、またセキュリティ面でも一戸建てより高くなっている点です。また、希望のエリアで家を探しやすく、子育て世帯が多いエリアの場合、同世代の家族と知り合う機会も多くなります。

子育て世帯の一戸建て購入のメリット・デメリット

一戸建てのメリット

  • ・子供の泣き声や走ったり遊んだりするときの音に気を遣いすぎなくていい
  • ・同じ価格なら居住スペースが広めで収納場所も確保できる
  • ・駐車場がある、駐車スペースがある物件が多い

子育てする上で、子供が家にいる時間はとても重要です。

マンションと違って子供の泣き声や足音に気を遣う必要がなくなり、「静かにしなさい」と叱る必要もなくなるため、その分ストレスも軽減されます。

その他ペットが飼育できる。車からの移動が楽。トイレが2つある物件が多い。などのメリットもあります。

一戸建てのデメリット

  • ・ワンフロアでないため目が届きにくく乳幼児には階段が危険
  • ・フロアが分かれ、階段があるため移動が多くなる
  • ・立地面がマンションに比べると不便な場合がある

マンションと違って2階建て・3階建ての一戸建てには階段が必ずあります。階段はハイハイやまだしっかりと歩けない乳幼児にとって落下や転倒の危険があります。

また、脱衣所・洗濯機の場所・ベランダ・収納部屋が別の階にある場合、移動距離が長くなってしまいます。ワンフロアのマンションと比較すると、家事動線・生活動線は悪くなってしまいます。

子育て世帯のマンション購入のメリット・デメリット

マンションのメリット

  • ・オートロックや防犯カメラなどセキュリティ性能が高い
  • ・立地の良い場所も多く、物件数も戸建てより多い
  • ・ワンフロアで目が届きやすく生活動線もスムーズ

マンションは戸建てと比べて駅チカやアクセスの良い場所に建てられているケースが多々あり、通勤や通学時の利便性は高くなります。また、セキュリティ面でも防犯カメラやオートロックの他、管理人やコンシェルジュが常駐している物件もあり、総じて一戸建てよりセキュリティは高くなります。

その他、同年代の子育て世帯が集まっていて知り合いが増えたケースや、戸建てに比べて売却しやすいなどのメリットもあります。

マンションのデメリット

  • ・階下や両隣に対しての騒音を気にしなければいけない
  • ・居住面積が戸建てより狭く、収納スペースも多くはない
  • ・月々の駐車場代や管理費用、修繕積立金などの支払いが必要

マンションは騒音トラブルになりやすいため、子育て世帯にとってお子様の行動がストレスとなる可能性もゼロではありません。また、マンションはワンフロアが多く、一戸建てと比べて居住スペースが狭い物件が多く、部屋数や収納スペースが課題となってしまいます。

その他戸建てと違って月々の支払が発生するため、生活費や養育費・教育費などと合わせて毎月の支出が多くなってしまうかもしれません。

子育て世帯が家を買うとき重視するエリアとは?

子育て世帯のエリア選びのポイントは交通の利便性と教育環境


※資料:国土交通省「首都圏居住地等選好調査」(平成31年2月)より

子育て世帯がエリアを考えるとき、重要視している点は通勤・通学時の交通の利便性に加えて、保育小中学校などの子育て教育環境が上位となっており、子供なしの世帯より10倍も多く重要視されている結果になっていました。

子育てしやすい街のポイントとは?

よく子育てがしやすい街ランキングなどがありますが、上位に入っている街に共通している点は以下となっています。

[子育て支援が充実]

  • ・自治体や地域による子育て支援の取り組み
  • ・待機児童が少ない

[明るく安全な街づくり]

  • ・街灯が多く、道も整備されていて幅も広め
  • ・公園がいくつかある
  • ・繁華街から少し離れた住宅街で治安が良い

[各施設や住環境が整っている]

  • ・スーパーやショッピングモールなどの買い物施設が近い
  • ・交通の利便性が高い
  • ・同世代のファミリーが多く住んでいる

街選びは職場までの利便性はもちろんですが、公園やスーパー、病院などの近隣施設、待機児童や子育て支援など行政の取り組みといったところも調べておくことをおすすめします。

子育て世帯の住まいのこだわりポイントとは?

子育て世帯はマンションより一戸建ての方が多い

国土交通省の出している首都圏での統計では下記の通りになっています。


※資料:国土交通省「首都圏居住地等選好調査」(平成31年2月)より

上記資料より、子供がいる世帯では、戸建、マンションと合わせて7割以上の世帯がマイホームを所有していることが分かります。
子育て世帯は一戸建てを購入する傾向が強くなっています。

住まい選びは収納も重要

住まいを考えたとき、子育て世帯は治安や通勤通学を重要視しており、不満率は低くなっていますが、収納の多さや使い勝手は30%が重要と考えていた一方で、41%の人が現状に不満を感じているようです。

成長する子供に合わせて様々なものが増えていき、当初の想定よりモノが多くなってしまった結果として収納スペースが足りず収納力や使い勝手に不満を持っている方が多いと推察できます。

成長していく子供と増えていくモノを見越して、家選びの段階で収納スペースが多い物件を選ぶことはとても重要です。


※平成30年住生活総合調査(速報集計)、平成30年住宅・土地統計調査(住宅の構造等に関する集計)の結果の概要より

住まいの広さの目安

子育て世帯は3LDKや4LDKなどが人気の間取りとなっています。お子様それぞれが成長したとき、1人1部屋ある環境を想定するケースが多いようです。

一方で一口に3LDKのマンションといっても、各部屋が4.5畳から6畳の専有面積50㎡以下の物件から、10畳以上の部屋がある専有面積150㎡を超える物件まで様々あります。

同じ間取りでも広さが違うため、ひと部屋あたりのスペースはもちろん、収納スペースなどにも影響が出てしまいます。マンションや一戸建ての広さは価格と連動しているため、広すぎる物件はそれだけで高値となっていますが、どの程度の広さを目安とすればいいのかは、国土交通省の資料より以下の通りとなっています。

子育て世帯の住まいの広さの目安は以下

3人世帯の場合:マンション:75㎡ 一戸建て:100㎡
4人世帯の場合:マンション:95㎡ 一戸建て:125㎡

居住面積水準

3人世帯 4人世帯
最低限の目安 ※1 40㎡ (35㎡) 50㎡ (45㎡)
マンション(都心やその周辺)※2 75㎡ (65㎡) 95㎡ (85㎡)
一戸建て(郊外や都市部以外)※3 100㎡ (87.5㎡) 125㎡ (112.5㎡)

( )内は、未就学児童が1名いる場合
※1最低居住面積水準:健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠な住宅の面積に関する水準
※2誘導居住面積水準 都市居住型:豊かな生活の実現が前提。都心とその周辺での共同住居を想定
※3誘導居住面積水準 一般型:豊かな生活の実現が前提。郊外や都市部以外での戸建住宅居住を想定
※国土交通省:住生活基本計画における「水準」について 参考資料4より

まとめ

子育て世帯の住まい探しとして、一戸建て・マンションのそれぞれの比較や、エリア探しのポイント、間取りや広さの目安などをご紹介いたしました。

もし、知らない土地・知らない場所を検討している場合、足を運び街の雰囲気を確かめることも大切です。子育て世帯の一戸建て・マンション探しはお気軽にご相談ください。

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