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新築一戸建ての購入|注文住宅・建売住宅・建築条件付き土地の違いとは?

2023.03.22

一戸建て土地家を買う新築

マイホームで新築一戸建ての購入を検討しているとき、すでに建築中や完成している建売住宅、土地を探して家を建てる注文住宅などの種類があります。

また、土地を探しているときに出てくる「建築条件付き土地」なども新築一戸建てを検討している場合は知っておいた方がいい用語になります。

今回は、新築一戸建てのマイホームの検討をはじめたときに気になる用語や、新築一戸建て購入の流れについて簡単にご紹介させていただきます。

注文住宅・建売住宅・建築条件付き土地の違い

新築一戸建ての購入を考えている際に出てくる3つの方法についてご紹介させていただきます。

注文住宅とは?

「注文住宅」とは、建材や間取り、設備や機能など、自由に決めて建てる住宅のことを言います。

注文住宅にも2つの種類があります。

ひとつは間取りや外観から、キッチンや風呂トイレなどの設備、床材や壁材などの材料からドアノブやコンセントの位置まで、全てを決めることが出来るフルオーダー。

もうひとつは仕様やパターンがいくつか用意されていて、その中から自由に選ぶセミオーダーです。

注文住宅の特徴

  • ・フルオーダーの場合、外観や間取り、設備や機能、建材や耐震性能など自由に作ることが出来る
  • ・壁紙の色や窓枠の種類、照明ボタンに至るまで細かなことまで決めていかなければならない
  • ・建築途中の状態をチェックすることが出来る
  • ・土地代と建物代を足した総額は建売に比べて費用が高くなる
  • ・住めるようになるまでに時間がかかる
  • ・土地と施工業者をそれぞれ探さなければならない

建売住宅(分譲住宅)とは?

「建売住宅」とは、不動産会社などが完成済みもしくは完成予定の建物と土地をセットにして販売する住宅となります。また、土地をいくつかに区切り、同じような建物を建てて販売されている住宅を「分譲住宅」と言います。分譲住宅は建売住宅の一種と言えます。

建売住宅の特徴

  • ・住宅は完成しているため、建材や間取り、設備などを決められない
  • ・注文住宅に比べ、設計費、人件費、資材購入費などをおさえられるため価格は安い
  • ・完成後の場合、物件を見た上で購入することが出来る
  • ・契約から入居までの期間が短く、完成していれば即入居可能な場合もある

建築条件付き土地とは?

「建築条件付き土地」とは、土地を購入して家を建てる場合、決められた施工会社に依頼し決められた期間までに請負契約を結ぶことが条件となっている土地の事を言います。間取りなどを決められるケースもあり、建売住宅より建物の自由度は高くなります。

建築条件付き土地の特徴

  • ・決められた期間内に指定の施工会社と請負契約を行う必要があります
  • ・間取りなど自由に選択できるケースが多く、自由設計などのケースもある
  • ・土地を探す必要がない
  • ・注文住宅で家を建てる場合より、総額が安くなる場合もある

新築一戸建てを建てる時の流れ

新築一戸建ての購入の流れについて簡単にご紹介させていただきます。

(1)検討し準備する

総額予算や探すエリアについて検討します。また、家の間取りや機能などある程度絞っておくとスムーズです。

(2)土地と施工会社を探す

土地探しと施工会社は同時に行うのが一般的ですが、建物の設計や費用は土地が決まらなければできません。

新築で注文住宅を建てる場合、土地の広さや建ぺい率・容積率で建てられる家の内容が変わってしまうため、家の設計は土地の売買契約が終了した後となり、施工費用もその時に分かります。

尚、建築条件付き土地や建売住宅であれば施工会社を探す必要はありません。

その他、不動産会社が施工会社を紹介可能なケースや、逆にハウスメーカーなどの施工会社が土地探しも行ってもらえるケースもあります。
※当社はグループに施工部門があるため、土地探しから設計・施工までワンストップでご支援することが可能です

(3)土地の売買契約

土地を持っている場合は不要ですが、土地が無い場合は土地を探し購入する必要があります。
希望のエリアや立地条件、購入価格などから理想的な土地を探し、見つかれば契約を行います。

なお、土地探しの不動産会社と建設を依頼する施工会社が別の場合、双方と密に連絡を取り進めていかなければ、当初の予算をオーバーしてしまう可能性もあるため注意が必要です。

もし、土地の購入資金にも住宅ローンを利用する場合は金融機関に確認いただく必要があります。

通常、家を建てる時の住宅ローンは建物が完成し、引渡しを行った時点で実行されるため、融資実行を土地購入と分けることは可能なのか、土地の融資実行を先に開始できるのか、などは金融機関によって異なります。また場合によってはつなぎ融資などで対応する必要があるため、金融機関に事前に確認・相談を行っておきましょう。

建売住宅を購入した場合、土地とセットで販売されているため、ここで完了となります。

(4)住宅プランの決定

注文住宅や建築条件付き土地の場合、建てる住宅プランを決めていきます。

間取りや階建てから、外観や耐震、各機能や設備などの要望を伝えプランを提案してもらいます。その後、そのプランをもとに要望や希望を伝え修正する工程を、納得がいくまで繰り返しおこないます。

(5)建築請負契約の締結と設備・仕様の決定

プランが確定すれば、建築請負契約を締結します。
※建築条件付き土地は、この建築請負契約までの期間を定めているケースが一般的です

建築請負契約の締結後、トイレやキッチンなどの大型設備からコンセントやスイッチ照明など細かな設備に至るまで各種仕様を決定していきます。

なお、機能追加やグレードの高い設備を導入すれば、その分費用が高くなるため、予算オーバーにならないように気を付けることがとても重要です。

(6)住宅ローンの申し込み

設計・プラン作りが完了したら、施工費用に住宅ローンを利用する場合はここで申し込みを行います。
住宅ローンは事前審査と本審査があるため、1~2週間ほどかかってしまいます。

なお、住宅ローンの実行は建物が完成し引渡しが完了したときに融資が実行されます。そのため、着工から竣工までに必要な諸経費は自己資金で賄う必要があります。

自己資金で賄うことが難しい場合、つなぎ融資で竣工までの支払いを行う場合があります。

(7)着工

住宅ローンの本審査が通ったらいよいよ着工です。
決定したプランに沿って新築住宅を建てていきます。着工前の地鎮祭や骨組み完成後の上棟式などは希望すれば行えるかと思います。

(8)竣工・引き渡し

建物が竣工となったら、施工会社や施主により水回りや建具などの不具合、汚れや傷などのチェックを行います。

また、建築工事が完了したら、やむを得ない事情を除き4日以内に完了検査の申請を行う必要があります。その後、完了検査が実施され問題が無ければ検査済証が発行されます。

以上すべてが終了した後、融資が実行され工事代金を支払い、施工会社から鍵を受け取って建物の引き渡しが完了します。

まとめ

以上が新築一戸建てを購入するにあたっての用語説明や流れとなります。注文住宅・建売住宅・建築条件付き土地のそれぞれに良い点と注意点があります。

同様に新築一戸建てと中古一戸建てにもメリットやデメリットはあります。

多くの方が一生に一度のマイホーム購入。
ご検討の際はぜひ一度ご相談してください。

家を「買いたい」「売りたい」はお気軽にご相談ください。

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